少女漫画チックに伍長の今後を考察する？

　パンプキンシザーズにアニメから入った方は、
「少尉と伍長は（男女として）お互い惹かれ合っている」
と言うのが結構頭の中でデフォになっているのでは、と思います。
　てゆかあのＯＰの作りではそうとしか思えない、ですよね？管理人だけじゃないですよねぇ？
　不安げにこんなことワールドワイドに尋ねまくっているのは、ひょっとして原作から入った方、アニメは未視聴の方からすれば、
　『それはとんだ妄想、やっぱ女ってば恋愛スキーだね！』
といわれかねない意見なのかなーと。

　ツレ（♂11月号くれたヤツ、原作１～５巻および１９話読破、アニメ未視聴）に、少尉って伍長のこと好きだよねーと聞いたら「うん。そうだね」って返ってきたんで、
伍長は少尉のことどうだろうねーと聞いてみた。すると、

「　な　ー　ん　に　も　考　え　て　な　い　ん　じ　ゃ　ね　？　」

　えっ？悪夢を少尉に救われてるんだよ！！！！と驚愕しつつ尋ねると、

「あぁ？……潜在意識か何かで想ってるのかもしれんけど…それだけでしょ」

　……変な先入観なしで読んだら案外そうなのかもなー。
　自分は恋愛中毒だったんだろうか、あんまり漫画とかをそういう目で読みたくないんだけどなーと軽く凹みました。
結構凹みました。かなり凹みました。相当凹みました。かなり喰らってます。

　考えて見れば陸情３課の物語であって少女漫画じゃないんだからなぁ。アニメから入ったんでなければもうちょっと公平な目で読めたかもと思うと実は悔しい。

　以上を踏まえて、「帰れない伍長の今後」を考察してみます。
　長い上に最終的には「願望」を語ってます。付き合いきれない方はくれぐれもご無理をなさらぬよう。

　つづきはこちら

　原作でずっと引っかかっていたことがあります。
　それはミュゼ・カウプランが伍長のサンプルを取っているシーン。
　地下水道ではあれほど「俺は３課だ」と言っていたのに、モルモットのように従順にサンプルを取られていた。何故なんだろう？
　それ以来そんな描写がなかったんで昔の知り合いに頼まれたから？ぐらいにしか思ってなかったのですが、
　６巻のインターバル、カウプランの助手さんが
「９０１Ｅのサンプルが定期的に送られてくる」
と言っていたのでびっくらこいたわけですよ。

　伍長、自分が「まともじゃない」って知ってるんだよね?
軍の実験台だって。ハンス（９０８）みたいに騙されて９０１になったんじゃなくて、「帰れない」って言うのも自ら軍の実験台に志願してまともな人間ではなくなったからだとしたら。
　
　もう自分はまともに生きていけない人間だからだと伍長がわかっているとしたら。

「俺明日から――何をして生きていきゃいいんだ……」
「ワンツさんが准尉達のこと……俺の“同僚”って見てくれた」
「９０１なもんか俺はもう陸情報３課の……俺はもう　　　オレハ……マダ……」
（↑この後カウプラン女子と再会）
「殺すしか能がないならそれでいい（中略）きっとそれが……この図体の使い途だ」
「帰れない……帰れるわけがない」

　セリフの一つ一つが重過ぎます。ひとしきり泣いてもよろしいでしょうか（号泣

　伍長もとってもかわいそうだけど少尉もかわいそうだ（彼に惹かれているのは原作設定なんだから）。
　伍長には幸せになって欲しい、そのために少尉というキャラがいるんだよね、って思ってたのですが、管理人が思い込んでいたほど強い結びつきがない関係だったら、原作の流れによっては
「伍長、我々陸情３課はお前のことをいつまでも忘れないぞ！彼の死を無駄にするな！さあ！戦災復興だ！！」

　なんていやだー！！！！！！！！

　……こんな考察しなきゃよかったわ。　

　管理人の脳内では親子喧嘩ということにしておこう。で、伍長は少尉に救ってもらうんです、だって「この図体の使い道」は、戦闘以外に役立たなくなった体を平和のために自己犠牲するためではなくて、惚れた女を守るためにあるんですから。
で、惚れた女を守り切るには、男は女を残して死んだらいかんのよ。
（おお、こういう具合に原作が流れていけば「俺はまともじゃないから帰れない説」でも伍長に死亡フラグが立たないぞ！！うん、今晩は枕を高くして眠れる！！！）